増富歴史探検隊
 私たち6年生は,「増富歴史探検隊」という名前をつけ、歴史学習の発展として、総合(みずがき)の時間も使いながら、自分たちが暮らしている増富という地域を調べてきました。「増富歴史探検隊」授業の様子
 北杜市須玉町にある、「須玉歴史資料館」に行ったり、地域の歴史にくわしい小沢和男さんを先生として招いたり、身延町の「湯之奥金山博物館」の、学芸員の小松美鈴さんに「出張博物館」を開いてもらったり、地域の「のろし研究会」の人たちを招いて、のろしを実際に上げてみるなどの、体験活動もしてきました。
 いろいろな活動を進めながら、私たちの住んでいる増富について、調べたことをここにホームページとして発表することができました。皆さん、私たちの調べた結果をじっくり見て、私たちの住む増富を知るとともに、ぜひ感想を送ってください。(平成17年10月14日公開)
▼「増富歴史探検隊」は次のページから構成されています。
増富歴史探検隊 (授業の様子)
増富歴史探検隊調査発表その1 (児童が作成したページ)
増富歴史探検隊調査発表その2 (児童が作成したページ)
増富歴史探検隊調査発表その3 (担任が作成したページ)
増富歴史探検隊体験編「のろしを上げてみよう」 (児童が作成したページ)
増富歴史探検隊体験編「砂金採り特集」 (児童が作成したページ)
増富歴史探検隊体験編「金山を探検しよう」 (担任が作成したページ)
金山金山を探検しよう!
増富小学校から車で25分。金山平上の林道の入り口に車を止め、金山金山を目指します。
▲金山坑道への道の看板です ▲所々に露天掘りのあとが見られます
▲金山坑道への目印「ローソク岩」 ▲急斜面を登っていきます
ザレ場(くず鉱石を捨てたところ)に到着
岩の多い急斜面を登っていきます ▲校庭と同じぐらい広い、大きなザレ場でした
一つ目の坑道を発見!
▲コウモリが飛び出してきました ▲奥は5〜6mぐらいでひんやりとしていました
 
二つ目の坑道を発見!
▲見張り番の先生を残し3人で坑道に
入っていきました
▲ヘルメットとロープ・懐中電灯も用意し  てきました
▲奥は深く、20m以上あります ▲一番奥は水がたまり、丸太が渡してありました
坑道入り口での学習会
▲無事戻ってきました ▲坑道の入り口での金山についての
学習会
 坑道の中には、金を掘っていた人たちの、金に対する執念のようなものが漂っていました。
坑道の入り口で、資料集「ザ・ゴールド」を使って、金や金山についての学習会を行いました。
「なぜここに金鉱石があることがわかったのだろうか」という疑問について話し合い、近くの川で砂金が採れたからではないかということになりました。
次の活動も「砂金採りをしよう!」ということに決まりました。
金山金山探検の感想
               和博君の感想
増富に金山があったのには、びっくりしました。この勉強をするまでは知りませんでした。洞くつの中にはコウモリもいました。「よくこんなに深く掘ったな。」と思いました。
ザレ場には、けっこう水晶などが入っている岩があったけど、捨ててあってもったいないなあと思いました。
あとびっくりしたことは、もう日本はあまり金がとれないということです。昔の日本は金がいっぱいとれたからいいなと思いました。
金山金山に行って、あらためて金の魅力にひかれました。
               翠さんの感想
昔の人は奥深くまで掘り、岩の中から金のあるところを探し出したことがすごいと思った。広いザレ場が2カ所あって、それだけいらない岩がたくさんあったんだなと思った。
掘り出した岩の中から、金を含んだところを見つけ出すのは大変だろうなと思った。
金山金山探検 番外編
▲露天掘りのあと ▲新しい坑道を発見!
 10月15日に金山にキノコ採りに行って新しい坑道を発見しました。湯之奥金山博物館の小松さんにこの坑道の写真を見せたところ、「金山の坑道に間違いありませんね」とのことです。今まではローソク岩より西側で坑道がいくつか確認されていますが、この坑道はろうそく岩より東側にあります。あまり深い坑道ではありませんが、見つけたときは興奮しました。 
 10月16日には、長野県の金鶏金山の見学会に行ってきました。吊し堀のあとの多さにびっくりしました。また至る所に説明の看板が立てられていて、長野県の人たちの歴史に対する関心の高さを改めて感じました。砂金を含んだ砂鉄と金鉱石「マリポサイト」をおみやげに持ってきました。砂鉄は、6年生と教室でふるい、砂金をとりだしたいと考えています。
 マリポサイトはよく洗いルーペで見てみると、小さい水晶の束の付け根にキラリと光る部分を確認することができました。自然金の結晶だとものすごくうれしいので、今度湯之奥金山博物館に持って行って鑑定してもらおうと考えています。11月には丹波山の金山見学会に参加する予定です。
増富歴史探検隊を終えて
 この「増富歴史探検隊」の活動を計画し実行するにあたって、比志の小沢和男さんや湯之奥金山博物館の学芸員の小松美鈴さん・北杜市ののろし研究会の方々・増富小学校の津金眞希子先生など、大勢の人たちとつながりを持つことができました。その中でいろいろなことを、深く学ばさせていただきました。
 その道で真剣に取り組んでいる人の言葉には本当に重みがあります。子ども達もそんなすばらしい人たちの生き様にふれることで、学校の中にいたのではできない貴重な体験をすることができたと思います。
 この活動のために力を貸してくださった方々に心より感謝したいと思います。

              
本当にありがとうございました。
このページは6年生の担任が製作したページです。ぜひ、ご意見ご感想をお寄せください
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公開日2005-10-28